骨折と猫ヘルペスウィルス感染症の検査で再度獣医へ

予約していた獣医のもとへ。
最初は問診と触診。いや、「問診」はわたしに、「触診」はあいちゃんに(←当然です)。

待合室にはわたしと「猫くるりん」に入ったあいちゃん、そして中年男性と彼と同じくらいデカイ真っ黒な犬。ハアハア言ってヨダレを沢山たらしていたけれど、それを抜きにしてもとても美しい犬。種類を訊いたらニューファウンドランドというカナダ原産の犬らしい。大きい犬もいいねえ。

さて、診察室に入ってキャリーから出したら、あいちゃんは恐れも知らず部屋の中を探検し始めた。こういうのは初めて。今まで実家で飼っていた動物も、わたしが飼っていた犬も猫も、全て獣医はダイキライだった。だから、ちぢこまってキャリーから出て来ないのが当たり前だと思っていた。

あいちゃんは違う。好奇心イッパイで、椅子に飛び乗ったり、降りてまた隅っこに飛んでいったりと忙しい。
「だいぶ良くなりましたねえ。レントゲンは今日撮ってみますが、このぶんだと完全に治癒していますね。」

右目を観察していると、どうも上マブタの裏が厚くなって波打っているように見えるんですが、と言うと、「猫ヘルペスのせいで、外マブタも内マブタも傷ついているようですね。でも2-3分の手術で取り除けますよ。」
英語でScar Tissueだが、これは日本語では瘢痕組織と言う。ヘルペスのせいでマブタに傷跡が残り、それがそのまま瘢痕になってしまったため、マバタキをするたびに触って涙が出るらしい。野良猫で目が半分閉じたままの猫がかなりいるのは、この幼少時の猫ヘルペスのために瘢痕が目に残ってしまったケースだという。

コーチゾンの目薬も処方された。
これで、やはり猫ヘルペスのせいでダメージを受けた目頭の涙器機能を正常に戻す。

インターフェロンについては、あいちゃんの猫ヘルペスはもう活性ではないので、今使っても金の無駄といわれた。猫ヘルペスが再発して症状のひどいときにはかなり効果があるらしいが、「ちょっと高いですよ」と。「ちなみにおいくらですか」と訊いたら、苦笑して「2600ドル」と。
2600オーストラリアドルっ。約20万8千円っっ。ひえええ。
将来これをするときには、気合いがいるなあ。

さて、歯。そろそろ歯磨きしたほうがいいですか、との問いに「要りません。鶏の首骨買ってくちゃくちゃやらしてください。」 へ?
「骨かじらせておけば、歯石もたまりません。」 はあ。
なんかいいサプリはありませんかね。「鶏の首骨と、毎日10分の日光浴。これで充分です。」
ええ、でも何かマルチビタミンとか。「鶏の首骨と毎日10分の日光浴。」

とにかく、麻酔をしてレントゲンとその「2-3分で済む瘢痕組織の除去」のために、結局1時間ほど待つ。あいちゃんの麻酔が切れるまで。
退屈だったので、待合室にあったボロボロの週刊誌を全部読み尽くし、テーブルの上にあった様々なパンフレットまで読んでしまった。こないだ来たときにはひとつしかなかった「ペット精神療法士」のパンフレットがふたつに増えている。それほど、精神療法の需要が増えているということなのかもしれない。

さて、レントゲンの結果は「良」。あいちゃんの骨折は完治、骨密度も正常に戻った。
レントゲンと目の手術で麻酔を受けているあいちゃんは、ものすごくおとなしいので心配になるくらい。「大丈夫ですよ。明日になれば、また元気ないたずら坊主に戻りますから。」

そのあと、清算したらなんと455ドルっ。約3万7千円っっ。はあはあ。なんでこんなに高いの(涙)。

ペット保険は契約してから3ヶ月たたないと払い戻しが利かない。つまり、あとまだ1ヶ月ばかり待たないと一銭も払ってもらえない。
あいちゃん、この手術で涙目と目やにが早くなくなるといいね。

昨日、「睡眠時間確保優先であれば仔猫を選んではいけなかったし、人間の都合に合わせるんじゃなく人間が猫に歩みよらなければダメです。」と言われて、結構悩んでしまった。あいちゃんのウンチさえ自分で対処できないし、いつも昼間は独りぼっちにしているし。
「わたしってやっぱり猫を飼う資格がないんだ」という自分に対する失望もある。

唯一の慰めは、あいちゃんがそれでも静かにわたしのコンピューターの横で、時々わたしの手の動きに合わせてゴロゴロと喉を鳴らしていること。手術のせいで目が赤いしかなり腫れている。でも何日がしたら、最近の状態よりはるかによくなっていることを夢みて。

そろそろ一緒に寝ようか、あいちゃん。





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