すーちゃん、高熱からなんとか生還

土曜日の朝。
目覚ましをオフにしておいたので、いつもよりはるかに遅い6時5分にすっと目が覚めた。1晩中「おやすみモード」でしんしんとミスト加湿をしていたので、実はわたしの喉も調子がいい。その代わり、ずっと当てていたミストのせいで、髪の毛はぼさぼさだ。また、顔のシワシワが1夜にしてツルツルになる、なんて奇跡は起こらなかったが気分は悪くない。

奇跡は起こらなかったが、ちょいと横を向くと2匹がちょうど隣で寝そべっていた。
すーちゃんはじっと目をつぶっているが、自分の身体の毛づくろいをしたあいちゃんが、今度はすーちゃんを舐め始めた。いつまでも、いつまでも熱心に頭、手、背中を毛づくろいしている。その間、すーちゃんは気持ち良さそうに目を閉じたまま。
あいちゃん、ものすごく良い子で何だか涙が出そうになった。

毛づくろいに飽きたあいちゃんが「カリカリでもつまんでくるかな」とベッドを降りてしばらくすると、すーちゃんがゆっくりと起き上がってわたしの顔のそばまで来た。そして、わたしの手を額でずいと突く。「撫でてよ」の合図だ。ほっぺたと喉を優しく撫でてあげたら、ゴロゴロゴロと小さく喉を鳴らす。
すーちゃんのゴロゴロは久しぶりだ。
そのあと、自分で毛づくろいを始めた。これも久しぶり。

電気をつけてみたら、すーちゃんの目はまだ瞬膜で1/3ほど覆われているし、涙でぐじゅぐじゅだ。目の周りはところどころ毛が束になっている。今日は拭いてあげなければね。

クシャミはひどい。
鼻もずーずー言っている。
ただ、クシャミが出て鼻みずを吹き飛ばすたびに、鼻が通っているらしい。

わたしがベッドから出たら、トイレまで一緒についてくる。いつもの習慣。
歯磨きをしているわたしの足元でうずくまる。いつもの習慣。

そして、キッチンで珈琲をつくっていたら、足元でここ数日聞かなかった小さくてかわいい鳴き声がした。すーちゃんの「早く、ゴハーン」の「ふにゃん」だ。
いつもの習慣が、こうやってひとつずつ、少しずつ戻ってきている。

生肉を大体30gぐらいにして、Dineというウェットフードは仔猫用の栄養たっぷりなので、これを今朝は85gパック全部。そして、あいちゃんがもう摂っていないカルシウムシロップもついでに混ぜた。
カリカリのほうが好きなあいちゃんが、ときどき「ねえ、すーちゃんは何を食べているの」と匂いを嗅ぎに行くのを制し、独りでゆっくりと食べさせてやる。

時々クシャミをしながら(=詰まった鼻をすっきりさせながら)、10分ほどかけて完食。バンザイ。
ゴハンが食べられるようになったら、もう大丈夫だ。ウェットフードは水分が多いので、もう強制的にシリンジで水を飲ませなくてもいい。

動作はまだゆっくりだし、熱もまだ少しある。
でも、昨日までのひどい症状とは明らかに違う。朝の完食のあとは、毛づくろいもしているし、庭で鳴き始めた小鳥たちの観察も戻ってきた。ここ数日は、そんなことには全く関心がなく、ただひたすらじっとしていたのだから。

さて、今日は日本語教育アシスタントたちの勉強会。講師として招かれていたので、それをこなしてから帰宅。2時になっていた。
あいちゃんはもちろん「おけーりなさあい!」と足元にまとわりつく。すーちゃんはというと、珈琲テーブルの下で昼寝をしていたらしい。のそのそと出てきて、わたしの顔を見るとごろんと横になった。そっと撫でてやると、ゴロゴロゴロ。そして、はっくしょん。

睡眠不足と気疲れで、ほんの少し横になろうとベッドに行ったのに、なんと5時までぐっすり寝てしまった。隣を見ると、またしても「おかあしゃまと一緒」の2匹が寝ている。

土曜日は行きつけの獣医クリニックも近所の獣医さんも開いているので、帰宅してからすーちゃんの具合がまだ悪かったら、どちらにも電話して意見を聞いてみようと思っていた。インターフェロンや強制給餌や点滴のことも。

でも、帰宅したら見た目にもよくなっている。ゴハンもしっかり食べる。抗生剤は毎日1回、瞬膜のための目薬は毎日2回。抗ウィルス剤はこれから1ヶ月間、毎日2回。3日間続けろと言われた解熱剤は、今晩もう1度投与したけれど、明日はもういらないだろう。熱もすでに下がり始めているようだ。

鼻をずびずび鳴らしながら寝ているすーちゃん。
すーちゃん、部屋の真ん中でぐっすり

今、これを書いている時点(パース時間7時55分)では、晩ゴハンも投薬も済んで静かに、そしてぐっすり寝ている。それもリビンルームど真ん中の絨毯の上でのヘソ天。前足が時々びびびっと動いているから、本当に夢の中なのだろう。
その写真もあるのだが、何しろ赤い瞬膜を出したままのぐっすり。鼻水も出ている。目と鼻の周りは汚れている。嫌がることは一切していないので、ブラッシングも爪切りもなしだから、身体の毛はぼさぼさ。
本猫の名誉のために、こんなヒドイ顔は公開しないことにした。

さて、あいちゃん。
例の右目はまだ少し腫れているが、涙と目やにが減ってきた。つまり、いつもの量に戻ったというわけだ。あいちゃんは、小さいときの猫風邪の後遺症で、目やにと涙の量が多い。瞬膜に傷がついていて、手術でとったところ以外にもまだあるらしい。そこが目の表面に当たって涙が出る。これは、もう一生、スネじゃなくて目に傷持つ身、として仕方がないことなんだろう。あいちゃん自身が、いつも元気いっぱいなのが救い。

あいちゃん、ちょっと目の腫れがひいた

ここ2日ほどのあいちゃんは、実を言うと、すーちゃんを心配しながらもそろそろ静かにしていることに飽きてきたようだ。すーちゃんが来てからずっとわたしのところに来る回数が減ってきていたのだが、昨日と今日はボールをひっきりなしに持ってきて「投げて」と言うし、独りで走りまわっていることが多い。
なんだか、ヒマ過ぎて身体を持て余している男の子、という風情だ。かなり一緒に遊んでやったが、これも久しぶりだねえ。あいちゃん。

今のわたしは、すーちゃんのものすごいイビキ(鼻が通っていないからだろう)をBGMに、それでも症状が軽くなってきた様子にちょっとほっとしながら、ブログのこの記事を書いている。あいちゃんはキーボードにどさりと前足と頭を置いて、いつものようにタイプの邪魔をするから、それを避けながら。

土曜日の夜は、こんなふうに静かに、いやすーちゃんのイビキがあるからそんなに静かじゃないが、更けていく。



励ましのコメントを送ってくださった皆さん、本当に、本当にありがとうございました。
コメントを読むたびに、「がんばらなくっちゃ」という気分になり、力が出てきたように思います。

今は、ほんの少しほっとしています。
まだまだ予断を許しませんが、良くなってきたことは確かです。嬉しくて、今日はいいワインを1本ぽんと開けました。たまにはいいじゃん、ねえ。


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