すーちゃんを思い出してひとり微笑む@バンコク

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すーちゃんは、哀しいほど臆病だ。

前にも書いたが、わたしが例えば庭仕事をしていて「麦わら帽子のまま」裏のドアから家に入ると、すーちゃんは文字通り「飛び上がって」一目散に逃げる。料理をしていて電話をとってしまい、オーブンを止めるのを忘れて「キッチンに走って戻ったら」、もうそれだけでまたドドドっと逃げて隠れてしまう。

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がびんちにだって友だちは押しかけて来るが、すーちゃんを見たひとは数えるほどしかいない。猫を飼っている友だち(それもかなりおとなしくて話し方もおっとりとしたひと)が来たときに、1度だけ顔を見せたのでビックリしたくらいだ。すーちゃんが触らせてくれるのは、お掃除兼キャットシッターのリサとその友だちひとりだけだ。
他のひとが来ると、わたしのベッドルーム(ストッパーをつけて猫が通れるぐらいにはいつも開けてある)で彼らが帰るまで寝ている。

優しくて気のいいスティーブおじさんのキャッテリーをやめたのも、すーちゃんのためだ。わたしの留守のたびにあずけていれば慣れるだろうと思ったが、そんな簡単なことではなかった。最初の2回で、2回ともストレスのため猫風邪をひいて戻ってきた。その猫風邪(猫ヘルペス)は重症でかなり熱も出た。毎回これじゃあ先が思いやられる。
ところが、リサが「わたしが見てあげるわよ、家も近いし」と言ってくれたのだ。猫を飼ったことはないがすーちゃんも慣れている。何より信用できるし家の勝手も知っている。だから、それ以来一度もキャッテリーへお世話になったことはない。キャッテリーと同じ料金で1日2回来てくれるし、池の金魚に餌、草花に水をやり、オマケに郵便受けまでチェックしてくれる。

すーちゃんは女性のほうが好きらしい。そう言えば、スティーブおじさんは声も大きいし、体も190センチはあろうかという大きなひとだ。大きな音や声が嫌いなすーちゃんが慣れるのは難しかったのかもしれない。

そんなすーちゃんは、喧嘩も弱い。あいちゃんとがうがうしていても、すぐにお腹を見せて「ごカンベンを」になってしまう。ドドドドッと競馬場のパドックのようにウルサイ追っかけっこでも、追っかけられているのはすーちゃんだ。

でも、だからと言ってやられているばかりではない。自分からチョッカイを出すこともあって始末が悪い。チョッカイを出しておきながら、形勢が悪くなると「ごカンベンを」になっちゃうのだ。こないだは、すーちゃんがあいちゃんを追っかけていて思わず笑ってしまった。立場逆転だね。

そして、時々案外真剣な顔をしていることもあってビックリする。

わたしが静かにコンピューターに向かっていると、いきなりその裏にいたすーちゃんがむくりと起き上がる。どうしたの?と聞いても上の空だ。そして、天井の一点を見つめて動かない。音もしないし、何かが動いているわけでもないのに。それが証拠に、わたしの足元でストローをいたぶっていたあいちゃんでさえ、驚いてすーちゃんを見つめる。

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目が真剣だ。そして、ぴくりとも動かない。息でも詰めているんじゃないかと思えるほどだ。

そのうちにやっと動き出し、わたしの顔も見ずにまたどさりと横になる。あいちゃんは、そんなときわたしと顔を見合わせて「今のは何だったの?」と目で問いかける。

すーちゃんってヘンだよね、とあいちゃんに話しかけながらも、一体何を見つめていたんだろうと気になる。あいちゃんでさえ気づかない何かを。
そして、そんなときのすーちゃんの横顔は本当に美しい、となぜかほれぼれしてしまうのだった。


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